「一人で狂ってるのが似合ってる」と言われたぼくが、玉ねぎアニメを届けるまで
こんにちは、よかっぱです。
「あなたは一人で狂ってるのが似合ってる」
妻からこう言われたことがあります。
衝撃の一言。
でも悪意を込めた感じじゃなくて、すごくナチュラルに言われたんですよね。本人はもう覚えてないみたいですが笑。
ぼくは唐突な思いつきや妄想を妻に話すことが多いので、きっとそのせいです。
以前は自分の思いつきを形にしようとすると、意味不明すぎたり、暗くなったりしがちでした。
昔の日記やスケッチはぐちゃぐちゃで、見られたものではありません。
それをSNSにポンポン放り投げていましたが、当然ながら無反応。
それがAIのおかげで、少しずつ届く形に変換できるようになってきました。
先日も、玉ねぎ畑に埋まるキャラのアニメを作りました。
【あんねの生存戦略】
今回は、このアニメの制作過程についてお話します。
アニメのあらすじ
クリプトニンジャのキャラである「あんね」が主人公の、1分ちょっとのショートアニメです。
あんねは頭のてっぺんに、ちょんまげのようなアホ毛があるキャラデザイン。
ぼくが関わっているStudio VIBEというAIアニメ制作チームの、ニンジャ犯科帳シリーズにも、主人公として登場します。
今回作ったストーリーは完全にぼくの妄想。
あらすじはこんな感じです。
玉ねぎ畑に、玉ねぎにまぎれてあんねが土に埋まっている。
頭とアホ毛が地上に出ていて、玉ねぎの葉っぱみたいに風にそよそよしている。
それを見た農家のおじさんが思わず引き抜いたら、あんねがポーンと飛び出してくる。
心優しい農家のおじさんは「育てるか」と言って、あんねを育てる。
ハートフルで、ちょっとシュールなアニメです笑。
この発想、どこから来たのか
原点は、イケハヤさんのX投稿でした。
昨年の12月、チーム制作に加わるかどうかというタイミングのころ、イケハヤさんがXに投稿したワンシーンがありました。
別のキャラクター(結)があんねのアホ毛を引っ張っているカットで、かわいそうなんだけど絵としてすごくいい。
そんなコメントを入れたら、
「餡音(あんね)のてっぺんの毛は掴むためにあります!」という返事が来ました。
「掴むためにある」という一言が、ずっと心に残ったんです。
ちょうどその頃、AIアニメをまだ作ったことがなかったので、練習がてら「あんねの一人クリスマス」というアニメに初挑戦していました。
「ぜひ掴ませよう」と思ったんですが、残念ながら(?)、あんねの髪の毛はサンタ帽子に隠されていて、掴めなかったんですね。
それが昨年の12月のことです。
その後2月に、あんねの髪らしきものを掴んでいるイラストを、AIで作って投稿。「掴む」という気持ちはずっとぼくの中にあり続けました。
ぼくは田舎に住んでいるので、玉ねぎ畑を目にします。
玉ねぎが並んでいるのを見て、ふと思いつきました。
「あんねの頭、玉ねぎに似てるな」と。
そんなわけで3月には、玉ねぎ畑に埋まったあんねが引っこ抜かれるイラストを手描きしました。
すると今度は4月に、クリプトニンジャのキャラを使ったAI動画コンテストが開催されることに。
いったんロトンというゾンビキャラで学園もののアニメに着手したんですが、テキトーに始めたせいで背景やモブキャラが破綻しまくって、イヤになって作るのをやめてしまいました。
ロトンのボツアニメ↓
それで止まっていたとき、ぼくのSubstackに、アースキーさんという方が「よかっぱさんといえば玉ねぎあんねの印象が強いです」とコメントをくれました。
「そうか!玉ねぎあんねがいた!」ってなりました。
それでも結局、締切日の前日から着手。
土日の2日間、子どもと遊んだりしつつ、10時間ほどで仕上げました。
ロトンのときは、根気が続きませんでした。
でも、あんねは昨年の12月から、少しずつイメージが固まっていき、自分で手描きもしていました。時間をかけて自分の中で育てたものは、「作ろう」と思うエネルギーが強いです。
作り方の流れ
作り方の具体的な手順は、
①Flow(Nano-bananaが無料で使えるツール)で、手描きイラストを元に、あんねのキャラシートを作成
②あんねの絵柄を参照させて、農家のおじさんのキャラシートや背景を作成
③動画化はKlingをメインに使いつつ、あんねをポーンと引き抜くシーンだけ、Seedance2.0を使いました。
破綻がしづらいように、背景はなるべくシンプルに。
等身は少し長めにしています。ちびキャラにするとかわいくなりすぎるので、避けました。
3ヶ月前の自分だったら、倍くらいの時間がかかっていたと思います。
チーム制作に参加しているおかげで、アニメ作りのフットワークがかなり軽くなりました。
伝えたかったのに、技術が追いつかなかった
このアニメを作って、あらためて思ったこと。
AIを使えば、これまでだと伝えられなかったものを作って、届けられます。
これはぼくにとって革命的です。
自分でもなぜかよくわからないんですが、突拍子もないアイデアをよく思いつきます。
今まではそれを表現する技術が足りなかったから、そのまま出しても誰にも届かなかった。
でもAIに自分の技術不足を補ってもらうことで、伝わる形に変換できるようになりました。
AIがないと、ぼくはアニメなんて作れません。
静止画や動画だけじゃなくて、ストーリーを考えるときも、AIと壁打ちしながら出てきた案に手直しを加えていくことで、受け取ってもらいやすい形になっていきます。
ぼくは長い間、ぐちゃぐちゃを一人で抱えてきました。それが少しずつ届くようになってきています。
玉ねぎ畑から飛び出るあんねは、そうやって届くようになったものの一つです。
絵が少し描ければキャラシートになるし、鼻歌だってAIで曲になる。
頭の中にある脈絡のない妄想でさえ、AIと壁打ちすればストーリーになる。
ぼくが持っていたのは、半端なスキルと、妻に話すような妄想だけ。
でもそれで十分でした。
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ではでは〜。







あんね、かわいいですね!タマネギアニメは斬新です👏ほのぼのしているのにクスッとなる動画で楽しませていただきました。
あんねちゃんの個性や魅力を上手に表現した、クスッと笑っちゃう作品ですね😊
よかっぱさんの作品は温もりがあって好きです✨️